久住南麓にて
僕は山から降りてバスを待っていた
道は西からはい上がり東へカーブしていく
白い光の中を時おり車が通りすぎていく
僕は道端にすわり込みそれを見ていた
僕の背後には僕がたどってきた山並みがかすみ
僕は誰もいない午後の時を進める
車の窓からものうい顔が僕を眺め
無表情に見捨てていく
僕は水筒の水をこぼし靴下を脱ぐ
僕の空白の心に風景が貼りつく
やがてバスが来て僕は乗り込み
さよならも言わずにそこを去る
僕は山から降りてバスを待っていた
道は西からはい上がり東へカーブしていく
白い光の中を時おり車が通りすぎていく
僕は道端にすわり込みそれを見ていた
僕の背後には僕がたどってきた山並みがかすみ
僕は誰もいない午後の時を進める
車の窓からものうい顔が僕を眺め
無表情に見捨てていく
僕は水筒の水をこぼし靴下を脱ぐ
僕の空白の心に風景が貼りつく
やがてバスが来て僕は乗り込み
さよならも言わずにそこを去る