井本喬作品集

隠れるケータイ

「ケータイは不倫を増やしたと思うかい」

 山名が美枝子に問いかけた。二人はもう二時間ばかり車の中で見張りを続けていた。彼等が車を停めているのは山の手の住宅街の中の、小さな公園の横の目立たぬ場所だった。今の時間では人通りはほとんどなく、ときどき車が通り過ぎるだけ。

「密かに連絡を取り合うには便利ですからね。その機会は増やしたんじゃないでしょうか」

「そうだな。もし手段が増えれば目的も増えるというならば。だが、男と女の関係は昔から変わらない。恋する二人にとっては何ものも障碍にはならない」

 山名の口調から美枝子は彼の気分を察した。

「こういう仕事はしたくないんですね」

「好き嫌いは言ってられないよ」

 美枝子が答えようとしたのを山名は制した。見張っている家の玄関から女が出てきた。女は扉の鍵をかけて、玄関横の駐車スペースに停めてある車に乗った。

「あの服装は近所に買い物に行くというのではないな」

「よかった、空振りにならなくて。奥さんが休みを取った今日が怪しいというご主人の予想は当たりましたね」

「喜んでは旦那が可哀想だ」

「でも、いずれ分ることなら、ご主人にしても早い方が経費の節減になるでしょう」

「経費がかかっても、杞憂だった方が幸せだろう」

 女の車の後を少し離れてついて行く。車は住宅地の高台を下りて国道に入った。30分ほど走ると、スーパーマーケットを中心にした複合商業施設があり、車はそこの駐車場へ入った。

「買い物にしては遠いところまで来たな。ここで待ち合わせるのかな。俺は車をどこかに停める。君は彼女をつけろ」

 女の車が駐車スペースに入ろうとしている間に美枝子は山名の車を降りた。女は停めた車から降りて建物の方へ歩き出した。美枝子は後をつけた。女はスーパーの建物の中へ入ったが、そこを通り抜けて、小さな店が並んでいるボードウォークでゆっくりと行ったり来たりした。ひんぱんに時計を見る。美枝子は女の動きが見える少し離れた場所に立って、ケータイを手に持った。便利なものだ、カメラにもなるのだから。待ち合わせた相手が来たらもっと近づいて写すことにしよう。女が止まってハンドバッグからケータイを出して二言ほど喋った。すぐにケータイをしまってスーパーの方へ歩き出した。美枝子は後を追った。女は売り場を横切ってトイレのある通路へ入った。美枝子は迷ったが、用心して入らずに待った。すぐに女は出てきたが、駐車場へは向かわず、売り場の方へ戻った。ここは初めてではないらしく、確信を持った歩き方で進んでいく。女が寄ったのは薬局だった。何かを買い(それが何か美枝子は確認できなかった)、今度は駐車場に戻るようだった。美枝子はケータイで山名に連絡を取った。女が自分の車に乗ったのを確認して、美枝子は傍に寄って来た山名の車に乗った。

「相変わらず一人だな」

「電話を受けたようですから、場所を変えたのかもしれませんね」

 スーパーマーケットの駐車場を出た車は国道に戻り、しばらく走ってから横道に入った。その辺りはけばけばしい外観のホテルがかたまっていた。車はその中の一軒に入った。山名も続いて車を入れた。女の車は目隠しの薄い板で仕切られた駐車スペースへバックで入りかけていた。山名はその前を通り過ぎ、三つ隣の駐車スペースに車を入れた。車の中からでは女の車は見えなかった。山名と美枝子は車を降りて建物に入った。入ったところはそれほど広くない空間になっている。フロントはなく、客もいない。山名は奥にあるエレベーターのところへ行った。エレベーターは動いていて、表示は三階で止まった。美枝子は部屋の使用状況を表示したパネルを見ていた。

「これを使って自分で部屋を選ぶんですね。私たちもどこかに入って様子を見ましょうか」

 なぜか山名はあわてた。

「部屋に入ってしまってはかえって状況が分からない。外で待っていよう」

 車をホテルに面した道路に移し、かなり離して止めた。

「車には二人いたようだが、見たか」

「後ろの座席からも人が降りようとしていました。はっきり見えませんでしたが、男のようでした」

「あのスーパーで車に乗り込んだんだな。駐車位置が遠くて、見過ごしてしまった」

「走っている時は一人のようでしたけど」

「後部座席で横になっていたんだろう。でも、なぜそんなに警戒するのかな。見張られていることを知っているのだろうか」

「知っていたなら、危険をおかしてまで会おうとするでしょうか」

「それはそうだが」

 20分ほどたって女の車が出てきた。

「馬鹿に早いな」

 山名は後をつけた。車に乗っているのは一人に見えた。

「おかしいですね。帽子をかぶっている。女ではないみたい」

「そうだな。運転しているのは男の方のようだ」

「今度は女が隠れているのでしょうか」

「それとも女を置いてきたのか。でも、なぜそんなことを」

 ひょっとして陽動作戦に引っかかったのではないかと山名は疑った。たかが不倫ぐらいでそんな大げさなことをするとは思えないが。車は国道を来たのとは反対方向に走った。しばらくいくと最初のとは別のスーパーマーケットの立体駐車場があった。車は入口に並んだ。

「またスーパーだ。どうするつもりだ」

 山名は男の車のすぐ後につけようとしたが、間に一台の車が入ってしまった。その車は駐車券の発行機に十分近づくことができず、手を伸ばしても駐車券に届かないでもたついた。その間に前の車は上の階へ上がってしまった。山名は抑えた声でののしったが、どうすることもできなかった。

 山名と美枝子は2階から順に探した。あの車は見当たらない。3階にも。ようやく最上階の4階で車を見つけたが、中には誰もいない。美枝子が言った。

「どうします。ここで待ちますか」

「たぶん、乗っていた奴は戻ってこないだろう。何かまずいことが起こったような気がする。君はここで見張っていてくれ。車を取りにきた者がいたら写真をとれ。それだけでいい。追跡はしなくていい。危険なことは絶対するな」

 山名は美枝子を下ろし、駐車場を出た。不倫の現場を押さえるという依頼に捕われ過ぎて、何か重大なことを見過ごしてしまったようだ。

「林田夫人はホテルの部屋で殺されていた。俺が騒がなければ、発見はもっと遅れていただろうな」

 山名は疲れた口調で言った。山名は警察から帰ってきたばかりだった。美枝子には山名が落ち込んでいるのが分った。犯人を追跡していながら取り逃がしてしまうなんて、何という失態だろう。事件が起きていたことを知らなかったというのは言い訳にはならない。林田夫人の不倫相手を探るという当初の目的を果たしていれば、彼女を殺した犯人を見つけていたのだ。

 事務所のソファに深くすわって美枝子の渡したコーヒーを飲みながら、山名は美枝子と事件の検討をした。

「犯人はやはり不倫の相手でしょうか」

「そう考えるのが妥当だろうな。林田夫人はほとんど抵抗することなく絞殺された。不意をつかれたのだろうが、ホテルの部屋でそういうスキを与えてしまう相手といえば、決まってくる」

「では、犯人はすぐ分りますね。警察の調査力なら、私たちの出来ないことが出来るはずですから」

「そうだろうな。しかし、犯人はよほど用心深い行動をしていた」

「殺人をしようというのだから、当然でしょうけど」

「ある程度は、いつも用心していたのに違いない。しかし、今回は特別だな。夫人は待ち合わせ場所に車を置き、車を離れて連絡を待つ。男が連絡して来たら、駐車場所を教える。男はスペアキーを持っていて、先に車に乗り、隠れている。夫人は後から車に乗って、運転する」

「何でそんな面倒くさいことをするのです」

「男は車に乗る時に、林田夫人を車から離しておきたかったんだろう。一緒にいるところを見られるのをよほど嫌ったんだな」

「でも、そんなことをしたって、殺人事件となれば役に立たないでしょう。電話で連絡をとっていたのなら、通話記録で分ってしまうのだから」

「林田夫人は電話がかかるのを時計を見ながら待っていたのだろう。男は時間を指定して電話をかけてきた。たぶん、公衆電話を使ったのだ。いつもそういう風に連絡を取っていたのなら、通話記録からは何も出てこない」

「たかが不倫するのにそんなに慎重にせねばならないというのは、男はよっぽどの身分なのでしょうか」

「男はそもそもの最初から証拠を残さないようにしていた。林田夫人と関係を持った当初から、こんなときのことも考えていたのだろう」

「カネ目当てだったのかしら」

「林田夫人は財産家ではない。相手はヒモのような奴じゃない。冷酷だが、頭のいい奴だ。解剖で分るだろうが、殺人の前に性交渉はしていないだろう。遺留品を残すようなことはしやしない」

「ご主人なら犯人について何か分るのでは」

「夫人の行動がおかしいのには気がついていたが、それ以上は何も知らないようだ。だからこそ尾行の依頼をしてきた」

「依頼主が犯人ということもありうるでしょう。私たちが尾行しているのは知っていたから、その裏をかくことも出来た。いかにも犯人が別にいるように思わせて、奥さんを殺す」

「面白い見方だが、ご主人にはアリバイがある」

「犯人を探すのは難しそうですね」

「警察も手を焼くに違いない。犯人は自身を特定されるものを何も残していない。犯人にとって予想外だったのは、俺たちが尾行していたことだ。だから、あのときが唯一のチャンスだったんだ」

「でも、こういう依頼は、尾行対象に気づかれないことが第一なのですから、やむを得なかったのはありませんか」

「そういうことではないんだ。俺はこの件にはあまり乗り気でなかったから、知らず知らずのうちに手を抜いていた。全力を尽くしていれば、この事件は防げたかもしれない。それが難しかったとしても、少なくとも犯人は特定できたはずだ。自分の職業に忠実でなかった自分が情けない」

 美枝子は賢明にも山名を慰めることはしなかった。彼が立ち直ることは分かっていた。彼女は黙ってコーヒーのお代わりを作った。二杯目のコーヒーを手に取ると、山名は言った。

「俺たちも何かしないとな。手がかりになりそうなものもある。林田夫人の持ち物はほとんど残っていたが、ケータイがなくなっていた」

「犯人にとって都合の悪いことが記録されていたからでしょうか」

「通話記録に気を使うくらいだから、犯人にとって都合の悪い記録などないはずなのだが。たとえあったとしても、消してしまえば済むことだろう。持ち去るなんて危険なことはしなくてもいい。奇妙なことに、そのケータイに電話をかけてみると、マナーモードになっているらしい。もし犯人が処分したのなら、通じないはずなのに」

「壊さずに棄てたのでしょうか」

「そんな不用意なことはしないはずだ。犯人が手にいれていないとすれば、どこかにケータイがあるはずだ。林田夫人がスーパーでケータイを使っているのを君は見た。ホテルや車の中になかったとすれば、あのスーパーのどこかにケータイがあるはずだ」

「落としたか、置き忘れたのかしら」

「君が林田夫人を見ていなかったのはスーパーのトイレに入ったときだけだったな。落としたとしたらそのときだろう。あるいは、故意にどこかに置いたか」

「わざと置いて行ったのですか。なぜ」

「こう考えられないだろうか。林田夫人も今回の男の用心深さを不審に思い、不安を感じていた。そこで、万が一のときのことを考えて、ケータイに証拠を残していた。もし相手が危害を加えようとしたら、そのことを言って、逃れるつもりだった。だが、殺されたときは不意だったので、言う暇がなかった」

「犯人はそのことに気がついているでしょうか」

「この犯人は完璧主義者のようだから、被害者がケータイを持っていなかったことを気にしているはずだ。ケータイがどこかに放置されているのは犯人にも分かっているだろうから」

「じゃあ、犯人は最初のスーパーに探しに行きますね」

「犯人が車を違う場所に乗り捨てたのは、たぶん、最初のスーパーに自分の車を停めていたので、それを知られたくなかったのだろう。防犯カメラに記録されているかもしれないからね。最初のスーパーは捜査の対象から外れていると犯人は思っている」

「犯人は私たちが待ち合わせ場所のスーパーのことを知っていることを知らない」

「俺たちの尾行に気がついていなければ。警察もそのことは発表しないようにしている」

 山名はコーヒーを飲み干すと立ち上がった。

「やることがたくさんありそうだ」

 二人で事務所を出ようとしたとき、山名は思い出して言った。

「もう一つおかしなことがある。林田夫人の車のグローブボックスにコンドームがあった。夫人が薬局で買ったのは、それだったんだ」

「夫人が準備したのでしょう。おかしくないですよ」

「夫人は子宮筋腫で子宮を除去している。避妊の必要はないんだよ」

 男が入って来たとき、カウンターの中の女はパソコンの画面に見入っていて、立つことはおろか視線さえ向けようとしなかった。男は表情を厳しくした。自分がぞんざいに扱われたということよりも、組織がうまく働いていないことに不快を感じているようだった。

「落とし物をしたのですが」

 女はしぶしぶ立ち上がったが、なおも画面から目を離さず、マウスで何か操作をした後、ようやく男を見た。

「何ですか」

「落とし物を引き取るのはこちらだと聞いてきたのですが」

「ですから、何を落とされたのですか」

「妻がケータイ電話を落としてしまって。落とし物はしばらくこちらで保管されているそうですね」

「どこら辺で落とされたか分かりますか」

「この店の中なのは確かなのですが。ひょっとしたら、ロッカーの中に置き忘れたのかもしれません」

 女はカウンターの下から黒い表紙の綴りを二冊取り出した。

「落とされたのはいつですか」

「昨日です」

 女はページをめくり、なさそうですねとつぶやき、帳簿を閉じた。同じようにもう一冊の帳簿を見て、女の目がとまった。

「ケータイの型式は何ですか」

 男は型式までは答えられなかったが、電話会社とメーカー名を言い、色と形について説明した。

「該当の品物と思われるケータイがロッカーに預けっぱなしになっていました。その日の内に引き取られないと回収する規則になっています。奥様はロッカーに入れたままにしておかれたのでしょうか」

「そうかもしれません。妻は、その、記憶にちょっと障害がありまして」

 女は同情も不審の素振りも見せずに事務的に続けた。

「鍵はお持ちですか」

「たぶん、なくしてしまったと思います」

「弁償してもらいますが」

「ええ、もちろんです」

「三千円です」

「お支払いする前に、物を確かめたいのですが」

 女は倉庫らしい隣の部屋へ行き、すぐにケータイを手にして戻って来た。

「これですか」

「そうです」

 男が手を出したが、女は渡そうとはしなかった。女はカウンターの下から用紙を出した。

「これに受け取りを書いて下さい。何か身分を証明できるものはありますか」

「保険証でいいですか」

「ええ」

 男は住所と名前を書いた。女は書き終わるのを待って言った。

「念のため、このケータイの番号を書いていただけますか。その下の空白のところでいいです」

 男は番号を書いた。女は用紙を取り上げた。

「結構です」

 女はそう言うと後へ下がった。倉庫から二人の男が出てきた。同時に入口から二人の男が入って来た。四人の男はケータイを取りに来た男を取り囲んだ。

 男は詐欺容疑と保険証の窃盗容疑とで現行犯逮捕された。いずれ殺人容疑でも逮捕されるだろう。本当の落とし物係に場所を明け渡した美枝子と一緒に山名はスーパーを出た。二人はボードウォークに面した喫茶店に入り事件を振り返った。

「うまくひっかかりましたね」

「君が何かされないかと心配だった。やはり警察にまかせるべきだった」

「せっかく所長が考え付いたことですから、わが探偵事務所が一枚噛むのは当然です。私に出番を作ってくれて感謝してます」

「警察に納得させるのは一苦労だったが」

「これだけ協力してるんですから。ところで、あいつは何者だったんでしょう」

「あの男は知ってるよ。林田夫人の上司だ。あのハンサム男が相手だったとは思わなかった。たぶん、夫人は何かあいつの不正をつかんでいたんだろう」

「夫人はそれをネタに関係を迫ったんですね」

「いや、そうじゃないだろう。むしろ夫人はあいつをかばおうとしたんじゃないかな。男の方が不安になって、口封じに関係をつけたのだと思う」

「夫人は男にのめり込んだ。男が殺そうとしているのに気づかずに」

「薄々は気がついていたかもしれない。それでもやめられなかったのだろう。それにしても、あいつが電話番号を書くまでひやひやしたよ。あのケータイがニセモノだと気づかれやしないかと」

「色と形とストラップを同じにしたから、違いなど分りはしません。でも、本物はどこにあるんでしょう」

「君が林田夫人から目を離したのは夫人がトイレに入るときだけだった。コインロッカーはトイレへの通路にあったから、夫人が使う機会はあった。でもロッカーにはなかった」

「廊下もトイレも、小さなすき間まで、全部探したのでしょう。でも見つからないのだから、隠したとしても別の場所ではないでしょうか」

 山名は考え込んだ。美枝子は待った。

「夫人は車に乗ってからは犯人とずっと一緒だった。ケータイを隠すような機会はなかったはずだ。ケータイはスーパーのどこかになければならない。何かを見逃しているんだ。もう一度我々で探してみよう」

 二人はスーパーに戻り、トイレのある一画へ行った。売り場の裏と壁の間の通路がTの字になり、左はトイレ、右は倉庫か何かに通じている。通路にはコインロッカーと自販機が並んでいる。山名と美枝子はトイレの手前まで行き辺りを見回した。

「警察にも見つからないような隠し場所なんてありますか」

「林田夫人が簡単に隠せるのだから、我々にも見えているはずだ。心理的な死角になっているのだ」

 山名は女子トイレの入口まで歩いて行って振り返った。何かが彼の注意を引き付けた。

「誰もが使えるのに、使ってはならないと思っている場所。一種神聖な場所があった。ここなら安全だ」

「分ったのですか」

「たぶんね。そうか、コンドームの意味も分ったぞ。林田夫人はケータイの隠し場所を知らせていたんだ。もし自分の身に何かがあったとき、犯人を示せるように。犯人も車の中のコンドームを見つけたはずだが、そこにある理由が分らなかったのでそのままにしておいた。夫人は犯人にもチャンスを与えておいたのにね。コンドームが表しているのは明かに男性性器だ。ところで、男性性器は何を連想させるか」

 山名は美枝子が答える間を置かずにあわてて付け加えた。

「ありきたりの答えだ。ホースだよ」

 山名は壁に埋め込まれたボックスに手をかけた。

「これは消火用の散水栓だ。スプリンクラーの配管につながったホースが収納してある。スプリンクラーヘッドのない場所をこれでカバーする。火事の時にすぐ使えるように鍵はない。だれでも開けることができる。しかし、消防設備なんて専門的で恐ろしげなものを誰も開けようとはしないだろう。警察官でさえ。金庫のように安全な隠し場所だ」

 山名はボックスの扉を開けた。消火用のホースがドラムに巻き付けられ、その上にケータイが載っていた。

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